調査の目的

 水田や農業用用排水路、ため池などは農業生産のための施設であると同時に、魚類など生物の成育・生息の場ともなっています。この水田周辺の生態系は持続的に水を利用する水田農業が営まれることによって成り立っており、農業農村が果たしている重要な多目的機能の一つであります。
 近年、このような多面的機能の重要性が認識されるようになりました。
 今後、環境との調和に配慮した自然と共生する土地改良事業を進めていくためには、水田周辺水域の生態系の現状を把握することが極めて重要であり、水田周辺水域の生物調査(田んぼの生きもの調査)を平成13年から実施しています。

調査場所

農業用用排水路及びため池

調査期間

魚類の活動が活発な時期であり、農業用用排水路やため池の水量の多い8〜9月の間に調査を実施しています。

調査対象種

魚類のみを対象

確認魚種

 ☆メダカ コイ フナ ヒブナ タカハヤ オイカワ カワムツ ゴクラクハゼ

 
ドンコ アユ ウナギ シマドジョウ ナマズ ズガニ アメリカザリガニ

 ☆ヌマエビ スジエビ

地域用水機能増進事業

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