メダカ(メダカ科)

平地の池や水田、用水路等に生息している。日中は水面付近を群れで泳いでいる。雑食性で体長は4a程度になる。
分布:北海道を除く日本各地、朝鮮半島、中国など。

フナ(コイ科)

川や湖等に広く分布し主に池や沼の泥底にすむ。低生生物や低生藻類を食べる雑食性。産卵期は3〜6月。体長12〜20a程度
分布:日本各地。
ヒブナ(コイ科)

ヒブナは緋鮒の意味で、突然変異で黒い色素を欠いて赤変したギンブナである。ふ化後約1年は普通のフナと同様に銅黒色だが、次第に赤くなり始める。
コイ(コイ科)

湖、池、沼や河川の中・下流に住み、流れがゆるやかで、やや濁ったところを好む。3年で30〜40aに成長し、寿命は約20年。
分布:日本各地、ヨーロッパ、アジア大陸。
ウナギ(ウナギ科)

夜行性で昼間は岩の隙間や、石の下にかくれ、夜になると小魚、貝、甲殻類、淡水では昆虫、海水ではゴカイ等を食べる。川で7〜8年過ごした後、秋に産卵のため海に下る。体長50〜90a
分布:北海道以南、朝鮮半島、中国、台湾。
ナマズ(ナマズ科)

川の中・下流域や湖沼の砂泥底にすむ肉食魚で、水草の茂みや岩の隙間などの物かげを好む。主に日没後活動する。産卵期は5〜6月。1年で体長10〜15a、4年以上で約60aになる。
分布:本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾、中国など。
シマドジョウ(ドジョウ科)

体は細長く、3対6本のヒゲがある。体側の模様は、地域的な変異が大きく色々な模様がある。河川・池沼・用水路等の泥底にすみ、泥の中の有機物や底生動物を食べる。産卵期は4〜7月。体長10〜15a。
分布:日本各地、〜東南アジア。
カワムツ(コイ科)

一見オイカワに似るが、体側に幅広い暗色縦帯がある。川の中流域や湖沼にすむ雑食魚で、オイカワとは対象的に河川では暖流部に多い。産卵期は5〜8月。体長12〜17a。
分布:本州中部以西、四国、九州、朝鮮半島、
    台湾、中国など。
オイカワ(コイ科)

銀白色の体側にやや不明瞭な数条の横帯がある。湖沼や河川の中・下流域にすみ、河川では春〜秋に主として平瀬で活動する。雑食性で、水生・陸生の昆虫類や付着藻類を食べる。産卵期は5〜8月。体長12〜17a。
分布:東北地方、本州中・西部、四国、台湾など。
ゴクラクハゼ(ハゼ科)

川の中・下流域の平瀬や渕にすむ肉食性のハゼ。汽水域にもいる。産卵期は7〜10月。体長8aまで。
分布:茨城県以南、朝鮮半島、台湾、中国など。
ドンコ(ハゼ科)

川の上〜下流域のよどみや湖沼にすみ、やや泥っぽい所を好む。夜行性で食性は肉食である。主にエビ・カニ・小魚などを捕食する。体長10〜15a。
分布:栃木・新潟両県以南の本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、台湾など。
タカハヤ(コイ科)

アブラハヤに似ているが、雄柄部が太く、体側の小黒斑がほぼ全体に散らばっている。ことで区別できる。生態はアブラハヤと同様だが、両者が混生している場合は本種の方が上流域にすむ。体長8〜12a。
分布:中部地方以西の本州、四国、九州。
アユ(アユ科)

付着藻類を主食とし、餌場の確保のために1平方bほどのなわばりをもち、侵入者を激しく攻撃する。夏〜秋に急速に成長して成熟したアユは、8〜12月に下流域に下り、浅瀬に産卵したあと1年の短い一生を終える。体長15〜25a。
分布:北海道西部以南の各地、朝鮮半島、台湾など。
モクズガニ(イワガニ科)

ハサミの周囲に密生している毛が特徴で、大型に成長するほど発達しており、雌に比べて雄で発達している。川の淡水域およびそれに繋がる水路・池・湖にすんでいる。親カニは、成熟すると川を下り河口から沿岸付近で繁殖期間中に3回ほど産卵する。夜行性。
分布:日本各地。
アメリカザリガニ(ザリガニ科)

昭和5年、北米ルイジアナ州ミシシッピー川から食用ガエルのエサとして輸入された。河川・池・水田など、流れの少ない泥底の石などの障害物の陰や、岸辺に穴をあけてすんでいる。雑食性で魚や水生昆虫、植物など何でも食べる。
分布:北海道を除く日本各地。
ヌマエビ(ヌマエビ科)

川や湖・沼などにすみ、水草や水辺の植物の周辺などの陰に見られる。よく似たヌカエビよりも広く分布する。体の色は、緑褐色から褐色まで様々である。体長3a。海釣りの餌としてよく利用される。
分布:北海道を除く日本各地。
スジエビ(テナガエビ科)

川や湖・沼などに広く分布し、水草や水辺の植物の周辺などの陰に見られる。生きているときは透明で黒い筋の模様が特徴。雑食性であるが、肉食に近い。産卵期は3〜10月。体長5a。海釣りの餌としてよく利用される。
分布:北海道を除く日本各地。